南沙諸島を巡る問題は、領有権という主権の主張にとどまらず、国際法秩序と「力による現状変更」のせめぎ合いを象徴する世界最大の火種の一つです。中国による現状変更の試みが固定化するなか、ASEAN諸国間の結束や、日米をはじめとする有志国による多国間海洋安全保障の連携がどこまで実効性を持てるかが問われています。
セカンド・トーマス礁をはじめとする摩擦海域での偶発的な衝突が、局地戦へとエスカレートするのを防ぐ「行動規範(COC)」の策定協議も難航が続いています。国際法に基づく平和的な現状維持が保たれるのか、それとも軍事バランスの傾斜によって新たな秩序が形成されてしまうのか、南シナ海の一挙手一投足から今後も目が離せません。 (出典: 南沙 諸島(Yahoo!ニュース))
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