一見すると伝統的な日本家屋そのものの建物だが、一歩足を踏み入れると最先端の通信環境と温かみのある木製デスクが広がる。萩市内で急増している古民家シェアオフィスやサテライトオフィスの風景だ。歴史的景観保全地区の厳しい景観条例を守りながら、内部だけを快適な現代的空間へとアップグレードする手法が定着している。
大都市圏のIT企業やクリエイティブ事業者が拠点を構えるケースが増加しており、地元住民との交流イベントも定期的に開催されている。古い町並みを破壊する開発ではなく、存在する価値を再解釈して活用するアプローチは、関係人口の創出において全国的にも高い評価を集めている。