「自分自身の声と身体。これを極限の状態で維持・進化させるためのシステム構築。ここが今年、最も大きな金額を投入した部分です」
西川が明かした投資の全貌、それはツアー先や移動先であっても即座に展開できる「移動型プライベートコンディショニング&極小音響ラボ」の特注設営だった。金額にして数千万円規模に及ぶこの特注設備は、最新のマイクロ波リカバリー機器、高精度な酸素空間カプセル、そしてライブ直前でもミリ単位で声帯のプレコンディショニングが行える可搬型音響分析システムで構成されている。
一見すると豪華な機材の収集に見えるかもしれない。しかし彼にとっては、過酷なステージパフォーマンスを完遂するための「生命線」であり、ファンへ最高のエンターテインメントを提供し続けるための必然的な選択だったのだ。