事態が急展開を迎えたのは、事件から約2年が経過した2014年夏のことだった。大手週刊誌『週刊文春』が放ったスクープ報道が、日本中に衝撃を与えた。江角マキコの当時の担当マネージャー男性が、一茂宅の外壁に塗料を吹き付けた本人であることを認めたのだ。マネージャーは「江角氏から頼まれた」「10万円を渡された」といった趣旨の証言をしたと報じられ、事件の背後に存在した恐るべき実行体制が白日の下に晒された。
この衝撃的な週刊誌報道に対し、江角側は即座に指示や関与を全面否定。「マネージャーが勝手に行ったこと」とし、自身は関与していないと強く主張した。しかし、一度火がついた疑惑の念は容易には消えなかった。彼女が積み上げてきたクリーンで知的なイメージは一夜にして崩壊。マネージャーの独断による暴走なのか、それとも裏での教唆があったのか。疑惑の真相がうやむやなまま混迷を極めたことで、彼女の芸能界における立場は決定的な打撃を受けることとなった。