芸能界の第一線で走り続けてきた坂本冬美が、なぜこれまで独身を選んできたのか。ファンやメディアの間では様々な推測が飛び交ってきたが、最大の理由は彼女自身の歌に対する妥協なき情熱にある。演歌の道を極めるため、日々の生活すべてを喉の管理やステージの準備に捧げる生活を送ってきた。
若い頃から舞台と稽古漬けの日々を送り、私生活を犠牲にしてでも歌に向き合う姿勢は、周囲のスタッフも感嘆するほどだった。本人もインタビューなどで「歌と結婚したようなもの」と冗談めかして語ることがあり、家庭を持つことよりも表現者としての完成度を追求する選択をしたことが窺える。中途半端な気持ちで人と付き合うことを良しとしない真面目な性格も、独身を維持している要因だろう。