山田涼介が残した『24時間テレビ』の足跡のなかでも、ひと際強烈な印象を残しているのが24時間テレビ スペシャルドラマ 主演を務めた2015年の『母さん、俺は生きてるよ』です。
本作で山田が演じたのは、急性骨髄性白血病を発症しながらも再びピッチに立つことを目指す高校サッカー部員・沢井諒平。過酷な闘病生活と家族の愛を描いたノンフィクション作品で、山田はクランクイン前からストイックな役作りに身を投じました。
実際に病魔と闘う少年の姿をリアルに届けるため、食事制限と過酷なトレーニングで急激な減量を敢行。抗がん剤治療による副作用の苦しみや、サッカーができない絶望と葛藤する表情は鬼気迫るものがあり、共演した母役の安田成美や兄役の増田貴久らとの掛け合いも相まって日本中に涙の渦を巻き起こしました。
この『母さん、俺は生きてるよ』は、放送当日に平均視聴率20.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という驚異的な高数値を記録。山田の真摯な演技姿勢と魂の芝居が、お茶の間の心を強く揺さぶった何よりの証明となりました。