事態の重景化を受け、警察組織も本格的な摘発と保護に乗り出した。警視総監の強い決意のもと、警視庁は新宿警察署と連携し、大規模な捜査・警戒態勢を敷いている。
今回の作戦では、補導員や捜査員が私服と制服を組み合わせて路上を挟み込み、夜間に集う未成年者を一斉に保護・聞き取り対象とした。狙いは単に補導件数を増やすことではない。背後に存在する悪質スカウトグループや暴力団関係者、違法ドラッグの供給ルートを炙り出し、組織そのものを根絶やしにすることにある。
捜査幹部は次のように明かす。「路上に立つ子どもたちは被疑者ではなく、犯罪に巻き込まれかけている被害者だ。警察の役割は彼らを犯罪者の手から引き離し、安全な場所へと繋ぐことにある」。取り締まりの現場では、子どもたちの身元確認とともに、背後で指示を出している人物の特定に向けた鋭い取り調べが連日続けられている。