広大なブラジル連邦共和国の気象を理解する上で最大のポイントは、地域ごとに全く異なるブラジル 雨季 乾季 時期の存在です。国土の約90%が熱帯地域に属するものの、赤道直下のアマゾン地域、乾燥地帯が広がる北東部内陸、高原性の南東部、そして温帯気候の南部では天候サイクルが大きく異なります。
南半球に位置するため季節の並びは日本と逆になります。南東部(サンパウロやリオデジャネイロ)や中西部(ブラジリア)では、10月から翌年3月頃が夏季・雨季に当たり、5月から9月頃が冬季・乾季となります。雨季には午後から夕方にかけて猛烈なスコール(Pancadas de chuva)が頻発し、道路の浸水や交通麻痺が日常的に発生します。一方、乾季には湿度が20%以下まで低下し、呼吸器系の疾患や森林火災のリスクが高まるなど、季節に応じた警戒が欠かせません。
現地気象局(INMET)などの統計によると、北部アマゾン流域(マナウスなど)では12月〜5月が多雨期となり年間降水量が2,000mmを超えます。対照的に、南部(ポルトアレグレやクリチバ)は年間を通じて降水量が比較的均等であり、冬季(6月〜8月)には寒冷前線の流入によって氷点下を記録し、降霜や稀に降雪が見られる地域も存在します。ブラジル 気候 リアルタイムの情報を把握する際は、滞在・調査対象の都市がどの気候区分に属しているかを必ず確認しなければなりません。