船橋日大前駅を語る上で外せないのが、その類稀なるデザインと環境思想だ。東口駅舎は日本を代表する建築家・故・黒川紀章氏の設計によるもので、「関東の駅百選」にも選定された実績を持つ。太陽光発電パネルを屋根に配し、膜構造の屋根から自然光がふんだんに差し込む構造は、脱炭素社会が叫ばれる2026年の現在においても、まったく色あせることのない持続可能な都市インフラの先進事例と言える。
また、西口に整備された「京成バラ園」へと続くアプローチや、周辺の緑道は季節ごとに表情を変える。駅前から続く歩道は幅員が広く取られており、電柱の地中化が進められたクリーンな街並みは、一歩足を踏み入れた瞬間に「上質な日常」を感じさせてくれる。