「チェンジ・プリキュア・ビートアップ!」――主人公・桃園ラブ役の声優、沖佳苗が吹き込んだ変身の掛け声には、世界中をポジティブに変えていく圧倒的な推進力が宿っていた。キュアピーチへの変身プロセスは、まさにシリーズの新たな夜明けを告げるファンファーレだった。
ピンクの光が弾け、ハート型のエネルギーが全身を駆け巡る。沖佳苗の芯の通った力強い発声と、疾走感あふれるBGMの重なり合いが、視聴者の胸を熱く揺さぶる。単に衣装が変わるだけでなく、少女の内面にある「誰かを守りたい、幸せを届けたい」という祈りが物質化するようなドラマツルギーが、変身バンクというわずか数十秒の映像に濃密に凝縮されている。