小学生の算数テストで最も失点が多い原因は、小数の掛け算を何度も繰り返すことによる筆算ミスです。これを劇的に減らすプロのテクニックが「3.14を最後にまとめて掛ける(まとめ算)」です。
先ほどの例題であれば、以下のように分配法則の逆を利用します。
- 底面2個分の係数:$3 \times 3 \times 2 = 18$
- 側面分の係数:$(3 \times 2) \times 5 = 30$
- 係数の合計:$18 + 30 = 48$
- 最後の計算:$48 \times 3.14 = \mathbf{150.72 \text{ cm}^2}$
途中で何度も「$\times 3.14$」を計算せず、最後の1回に集約するだけで、計算にかかる時間を半分以下に短縮し、正答率を跳ね上げることができます。
また、テスト直前に混同しやすいのが「体積」との違いです。面積は表面の広さ(単位:$\text{cm}^2$)ですが、体積は立体がかさばる容積(単位:$\text{cm}^3$)を表します。体積の公式は「底面積 × 高さ($\pi r^2 h$)」であり、側面積を足す必要はありません。問題文が求めているのが「面積(表面積)」なのか「体積」なのかを、必ず最初に線引きして確認しましょう。