主人公であるサルのキャラクター設定には、広告の枠を超えた綿密なストーリーが用意されていました。バザールでござーるは「ザイール(現・コンゴ民主共和国)出身のサル」という設定で、名前の「バザール」は市場(Bazaar)とお買い得(Bargain)に由来しています。
モチーフとなったサルの種類については、一部でメガネザルなどと混同されることもありますが、アフリカに実在する霊長類をベースにしたオリジナルデザインです。語尾に「ござーる」をつけて話すユーモラスな喋り方と、バナナが大好物でどこかドジなキャラクター造形が老若男女問わず愛されました。
90年代前半から中期にかけて展開された歴代CMでは、バザールが様々なシチュエーションで奮闘するショートストーリーが描かれました。これが大反響を呼び、単なるセール広告の枠を飛び越えて絵本シリーズとして書籍化されるなど、一大メディアミックスへと発展していったのです。