ミノタウロスと迷宮のモチーフは、誕生から数千年を経た現在もエンターテインメントの根底に深く息づいています。「閉鎖空間からの脱出」や「迷宮の中心に潜む強大なボス」というフォーマットは、現代のゲームや映画における不朽の原点となりました。
ゲーム分野では、『Fate/Grand Order』におけるアステリオスとしての再解釈をはじめ、『アサシン クリード オデッセイ』でのクノッソス遺跡の探索、『Hades』『God of War』など、神話を直接題材にした名作群で圧倒的な存在感を放ち続けています。また、ダンジョンRPG全般の「マップを埋めながら迷宮を進む」という基本構造そのものが、テセウスの脱出劇の追体験に他なりません。
映画界においても、ギレルモ・デル・トロ監督の傑作『パンズ・ラビリンス』や、巨大迷路からの脱出を描いた『メイズ・ランナー』など、迷宮構造を用いたサスペンス作品の基礎として常に引用され続けています。