見る・嗅ぐだけにとどまらず、「味わう」ことへのアプローチも急速に深化している。無農薬で丁寧に育てられた食用花(エディブルフラワー)を使ったガストロノミーや、搾りたての植物エキスを贅沢に配合した自然派スキンケアが、感度の高い層を中心に大きなトレンドとなっている。
ミシュラン星付きレストランのシェフたちがこぞってメニューに取り入れるのは、見た目の美しさだけでなく、花々が持つ微細な苦みや爽やかな香り、高い抗酸化作用だ。プレートの上に広がる小さな小宇宙は、食べる者の体を内側から満たしていく。美しさと健康を同時に手に入れるライフスタイルとして、消費の質の変化を明確に物語っている。