旅行だけでなく、「将来的に海外移住やロングステイを検討したいが、語学力に自信がない」という層からの相談が増加しています。生活基盤としての日本語インフラが極めて高い都市として、近年注目を集め続けているのがタイ・バンコクとマレーシア・クアラルンプールです。
バンコクのスクンビット地区(プロンポン・トンロー周辺)には、数万人規模の日本人コミュニティが存在します。日系スーパー「フジスーパー」では日本の調味料や生鮮食品が手に入り、日本の書籍を扱う紀伊國屋書店や日系の美容室・学習塾が立ち並びます。何より決定的なのは医療体制です。サミティヴェート病院(Samitivej Sukhumvit Hospital)やバムルンラード病院には「日本人医療センター」が併設されており、受付から医師の診察、調剤、保険手続きに至るまで完全な日本語対応が提供されています。
生活コストの観点でも、東南アジアの主要都市は欧米圏に比べて割安感を維持しており、日本語対応のコンドミニアム仲介会社を介して賃貸契約を結ぶことも容易です。言葉の障壁を最小限に抑えつつ海外生活を成立させたい場合、こうした日系メガコミュニティが成熟した都市が最有力候補となります。