大阪および全国のスカウト摘発を語る上で象徴的な事件となったのが、国内最大級とされたスカウトグループ「ナチュラル」の摘発です。この組織は東京・歌舞伎町を発祥としながら、大阪・ミナミや名古屋など全国主要都市にネットワークを張り巡らせ、数千人規模のスカウトマンを統括していました。
警察当局は、組織が使用していた暗号化通信アプリの通信ログ解析や、風俗店への送客データ、グループ内で流通していたマニュアルを綿密に捜査。ピラミッド型に構築された指揮系統を解明し、トップに君臨していた統括役や主要幹部らを次々と職業安定法違反の疑いで実名逮捕へと追い込みました。
この歴史的な摘発劇以降、大阪府警は「グループの看板を変えて潜伏する残党組織」や「新たに台頭した小規模なスカウト連合」に対しても同様の捜査手法を適用。末端の路上スカウトマンの身柄確保を足がかりに通信履歴を押収し、上層部の指示役を特定して一網打尽にするオペレーションが定着しています。