港町を歩けば、どこからともなくソースの焦げる香ばしい匂いが漂ってくる。日生を語る上で絶対に外せないのが、全国的なご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」でも名を馳せた「日生カキオコ」だ。お好み焼きの上に、これでもかと言わんばかりに生の牡蠣を10粒以上敷き詰め、ラードを引いた高温の鉄板で一気に焼き上げる。
大手グルメサイト「食べログ」でも百名店や高得点を誇る老舗では、開店前から行列が途切れない。地元で長年愛される名店「みっちゃん」や「タマちゃん」では、定番のソース味だけでなく、岩塩とオリーブオイルで牡蠣本来のミルキーさを引き立てる「塩カキオコ」も大人気だ。サクッとした生地の中から熱々の牡蠣汁がジュワッと溢れ出す瞬間は、まさに至福の体験といえる。