市販の乾麺だけでなく、粉から打つ本格的な手打ちうどんに挑戦することで、ひもかわの真価をより深く体感できる。日本料理の繊細な技術を取り入れた生地作りには、いくつかの重要なポイントが存在する。
中力粉(または強力粉と薄力粉を1:1でブレンド)に、塩分濃度約10%の塩水を少しずつ加えながら素早く混ぜ合わせる。そぼろ状になった生地をまとめ、ビニール袋に入れて足でしっかりと踏み込む。その後、室温で最低1時間、できれば冷蔵庫で一晩じっくりと寝かせることが不可欠だ。熟成によってグルテンが均一に落ち着き、破れにくくしなやかな弾力が生まれる。
伸ばしの工程では、打ち粉を惜しみなく使いながら、厚さ1ミリ程度になるまで均等に麺棒を転がす。最後に好みの幅(3センチ〜8センチ)に包丁を入れる瞬間は、手打ちならではの醍醐味だ。