海外での日本コンテンツ消費といえば、長らくバトルアクションやSFアニメが主役だった。しかし、配信プラットフォームのグローバル同時展開と、SNSでの口コミ拡散がその図式を塗り替えた。北米の主要な漫画ランキングでは、繊細な人間ドラマを描いた作品が軒然と上位を占めるようになっている。
パリで開催されたJapan Expo 2026でも、特設ブースには現地ファンが長い列を作った。フランス人読者の一人は「アクションアニメも好きだが、日本の作品が描く心の揺れや細やかな感情表現は他国のエンタメにはない特別なもの。読むたびに自分の感情が肯定される気がする」と熱く語る。言語や文化の壁を超えて胸を打つ心理描写の強みが、世界中の若者のハートを射抜いているのだ。