林拓児の器が絶大な人気を誇る理由の一つに、計算し尽くされた「フォルム」があります。
特に「切立皿(きりたちざら)」と「楕円鉢」は、彼の造形感覚が凝縮された代表作です。
1. 切立皿の機能美
底面から垂直に近い角度で立ち上がる縁を持つ切立皿。この直線的なラインが、食卓全体をシャープに引き締めます。汁気のある料理を受け止めると同時に、ナイフやフォークを使う料理でも安定感を発揮。スタッキング(積み重ね)もしやすく、収納面での実用性も兼ね備えています。
2. 楕円鉢がもたらす変化
丸皿が多くなりがちな食卓において、楕円形(オーバル)の器は空間にリズムを生み出す特効薬です。林拓児の楕円鉢は、滑らかな曲線と適度な深さを持ち、カレーやパスタ、煮込み料理はもちろん、大皿料理の盛り付けにも重宝します。