落語協会だけでなく、落語芸術協会の女流落語家たちも独自の存在感を発揮しています。桂右團治が道を拓いて以降、春風亭鹿の子や昔昔亭桃之助など、芸協のオープンな気風を生かした個性豊かな高座が続いています。
かつては一部の愛好家から色眼鏡で見られることもあった女流落語家の評判ですが、現在ではそうした偏見は完全に払拭されました。客席からは「性別の違和感を忘れさせるほど噺の世界に引き込まれる」「女性が登場する人情噺のリアリティが段違いに深い」といった絶賛の声が日常的に寄せられています。
上方落語界においても、桂あやめをはじめとする実力派が上方独特のダイナミックな笑いを牽引しており、東西を問わず「女性落語家がいるから寄席に行く」という熱心なファン層が確実に定着しています。