劇団四季の基礎を築いた演出家・浅利慶太が掲げた「人生は生きるに値する」という理念は、今なおすべての劇場で息づいている。セリフ一つひとつの言葉を大切にし、観客の心に届ける母音発声法や無駄を削ぎ落とした演出手法は、日本のミュージカル文化の骨格を作り上げた。
その志を受け継ぎ、時代の変化に応じた組織改革を推進するのが現代表取締役社長の吉田智誉樹だ。持続可能な演劇興行を目指し、ロングラン公演の安定化やデジタル技術を活用した会員サービスの拡充を精力的に展開。名古屋での長期公演も、この緻密な経営戦略と質の高い作品創りが両輪となって支えられている。