道具やフィールドの違いは、プレーの質や求められる身体操作に直結します。特にボールの跳ね方と床面の特性は、両競技を分ける最大のフィジカル要素です。
フットサルで使用されるフットサルボール4号球は、小学生用サッカー4号球と同じ直径(約20.5cm)ですが、内部に特殊な綿やウレタンが充填されたローバウンド仕様(低反発球)です。サッカーボール5号球(直径約22cm)に比べて約400〜440gと同等の重量があり、硬くてバウンドしにくい構造になっています。狭いピッチでボールが不必要に高く弾んでしまうとテンポが崩れるため、足元でピタリと収まる設計が施されているのです。
ピッチの路面素材にも大きな違いがあります。サッカーは主に天然芝やロングパイル人工芝の屋外グラウンドで行われますが、公式フットサルは木製フローリング(体育館)やタラフレックスと呼ばれる弾性スポーツフロアの屋内施設が主流です。足腰への衝撃やグリップの効き方がまるで異なるため、シューズのソール設計も完全に分かれています。