結婚した1994年、Mr.Childrenは『innocent world』で日本レコード大賞を受賞し、一躍社会現象を巻き起こします。翌1995年にかけて『Tomorrow never knows』『名もなき詩』とダブルミリオンを連発。桜井和寿は若くして時代のカリスマへと祭り上げられました。
しかし、この急激な成功が夫婦関係に深刻な歪みを生むことになります。メガヒットを義務付けられるプレッシャー、プライベートを失った過酷なスケジュール、そして「時代の代弁者」としての重圧により、桜井和寿は深刻なスランプと精神的疲労に追い詰められていきました。
一方、家庭に入って育児に専念していた元妻との間には、日々の生活リズムや価値観のズレから徐々に溝が深まっていきます。かつてのように音楽の苦悩を分かち合うことが難しくなり、二人の関係は冷え切っていきました。
そうしたなか、1997年2月に写真週刊誌『FOCUS』が衝撃のスクープを報じます。アイドルグループ「ギリギリガールズ」の元メンバーである吉野美佳との密会・不倫交際が白日の下に晒されたのです。桜井和寿は当時、都内の別宅マンションで吉野美佳と同棲状態にあり、元妻と娘が暮らす自宅にはほとんど戻っていなかったことが明らかになりました。
会見や直撃取材に対し、桜井和寿は逃げ隠れすることなく交際の事実を認め、世間からは激しいバッシングが巻き起こりました。ここから約3年に及ぶ別居生活と離婚協議が続くことになります。