森昌子がバラエティ番組やインタビューで公表し、日本中で大論争を巻き起こしたのが、徹底したスパルタ教育ルールです。一般的な家庭教育の常識を覆すその方針は、芸能界という特殊な世界で生きてきた母ならではの強い危機感から生まれたものでした。
代表的なルールとして広く知られているのが以下の3点です。
- 家庭内での番号呼び:「長男=1番」「次男=2番」「三男=3番」と呼び、名前ではなく番号で指示を出す。
- 兄弟間での敬語の徹底:年功序列を重んじ、弟たちは兄に対して必ず敬語を使わせる(「お兄ちゃん、お水取ってください」など)。
- 18歳成人・強制自立ルール:「18歳を過ぎたら我が家の子どもではない」と宣言し、高校卒業と同時に経済的・物理的な援助を一切打ち切る。
当時のインタビューや特番で森昌子自身が語ったところによると、「将来、親の七光りと言われて社会で孤立しないよう、礼儀作法と上下関係だけは徹底的に叩き込みたかった」という意図がありました。幼い頃から周囲にお膳立てされる環境に慣れさせず、一人の人間として社会の荒波に耐えうるメンタリティを育てるための荒療治だったと振り返っています。
また、食事の作法や挨拶、門限に対しても一切の妥協を許さず、ルールを破った際には容赦のない叱責が下されるなど、家庭内には常に軍隊のような緊張感が漂っていたといいます。