エンタテインメント界を震撼させた薬物スキャンダルは、過去にも枚挙にいとまがない。ミュージシャンで俳優のピエール瀧の逮捕劇では、出演中だったNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の代役立て替えや撮り直しが発生し、莫大な追加コストと関係者の疲弊を招いた。
また、女優の沢尻エリカの検挙も大河ドラマの放送開始直前に直撃し、初回放送の延期と大掛かりな再撮影という前代未聞の事態を引き起こした。さらに実力派俳優として確固たる地位を築いていた伊勢谷友介の事件では、公開を控えていた映画『とんかつDJアゲ太郎』をはじめとする多数の出演作が対応に追われ、プロモーション展開や上映判断をめぐって劇場・配給関係者を激しく揺さぶった。