今回のブームを牽引しているのが、カプセルトイ業界のトップランナーである株式会社バンダイだ。同社が長年培ってきた「ガシャポン」の技術と企画力が、昭和の哀愁漂う世界観を見事に現代の質感へとアップデートさせた。
現在、急成長を続けるカプセルトイ市場は、子供だけでなく大人のコレクター層を取り込むことで巨大な経済圏を形成している。300円から500円という手頃な価格帯でありながら、金型の精密さや塗装のクオリティは専門のフィギュアにも匹敵する。一回ダイヤルを回す瞬間の高揚感こそが、現代人の消費心理を強烈に刺激しているのだ。