「賞レースを取ったからといって、立ち止まる理由にはならないんですよ」
2026年最新の独占取材において、西田は淡々とした口調でそう切り出した。M-1王者という最高峰の称号を手にした後も、彼の漫才に対する情熱と執着は一切衰えていない。テレビのバラエティ番組に引っ張りだこな現在においても、彼の軸足は常に劇場の舞台にある。
「新ネタを作り続けて、劇場で客の反応を見る。その繰り返しが一番面白い。大喜利も漫才も、根底にあるのは『目の前の人をいかに予想外の角度から笑わせるか』という一点だけ」と語る西田。その言葉からは、流行り廃りの激しい世界において、ブレることなく己の笑いを追求し続ける矜持が溢れ出していた。