道後公園は、一般的な都市公園とは一線を画します。14世紀前半から16世紀後半にかけて、伊予国の守護大名であった河野氏が拠点とした「湯築城」の跡地そのものが公園として整備されています。
二重の堀と土塁が極めて良好な状態で残されており、中世の城郭構造を今に伝える貴重な遺跡です。1988年からの発掘調査を経て、武家屋敷の復元や湯築城資料館が設置され、1998年には国の史跡に指定されました。2006年には「日本100名城」にも選ばれています。
この歴史的重みを持つ空間が、そのままイベントの舞台となります。曲輪(くるわ)や土塁の立体的な地形が、独特の演出効果を生み出します。歴史愛好家だけでなく、ファミリー層やカップルまで幅広い人々を集める理由は、この歴史的背景と現代のイベントが共鳴している点にあります。