クラフトビールの世界を塗り替えたブリュードッグが、スコットランド・エロンの地に設立した「ブリュードッグ蒸留所(BrewDog Distilling Co.)」。彼らがジン造りに着手した際、掲げた絶対条件が「既製のニュートラル・スピリッツ(工業用アルコール)を買い付けてボタニカルを漬け込むだけの安易なジン造りを完全否定する」ことでした。
ローンウルフは、地元産の大麦麦芽(モルト)と小麦を原料に、自社でマッシング(糖化)と発酵を行い、世界屈指の高さを誇るトリプルバブルスチル(蒸留器)と精留塔を用いてゼロからベーススピリッツを蒸留しています。この徹底したグレイン・トゥ・グラス製法こそが、口に含んだ瞬間に広がる柔らかな穀物の甘みと、シルクのように滑らかなテクスチャーの源泉です。
さらに際立つのが、ボタニカルの主役であるジュニパーベリーの投入量です。一般的なジンのレシピと比較して数倍規模のジュニパーを使用し、そこにスコットランドの森を象徴するスコッツパイン(松の針葉)、新鮮なグレープフルーツピール、レモンピール、コリアンダーシード、カルダモン、ピンクペッパーコーンなど厳選された素材を融合させています。アルコール度数は40%〜44%の絶妙なレンジに設計されており、アルコールの刺激に頼ることなく、ボタニカル本来のエッセンシャルオイルを極限まで引き出すことに成功しています。