自然環境の脆弱化と安全リスクの高まりを受け、国立公園局は今年、思い切った運用変更に踏み切った。夏期のピークタイムにおける入場車両の厳格制限と、主要エリアでの「事前予約システム」の完全義務化だ。
背景にあるのは、近年SNSの拡散によって激増した観光客の波だ。駐車場待ちの長い車列、指定外の立ち入りによる貴重な高山植物の踏みにじみ。溢れかえる人波が自然に与える負荷は限界に達していた。予約制の導入により大混雑は回避されたものの、直前の旅程変更が難しくなったことで、遠方からの旅行者からは困惑と賛否両論の声が上がっている。