マリナーズのマークの歴史には、ファンの間で長年語り継がれている有名な都市伝説と、いくつかの誤解が存在します。
「三叉の槍(トライデント)は呪われていた」という俗説の真相
ファンの間では「初代の三叉槍ロゴは、槍の切先が下を向いている(あるいは武器を想起させる)ため不吉であり、チームが勝てない原因(トライデントの呪い)とされた」という言説がネット上で散見されます。
しかし、当時の球団関係者の証言やデザイン資料を検証すると、1980年代前半のロゴ変更は単なるオカルト的な理由ではなく、「遠くのスタンドやテレビ中継画面からの視認性の向上」および「ユニフォーム全体のモダン化」を意図したものでした。実際、2026年に発表された「City Connect(シティコネクト)ユニフォーム」では、このトライデントマークが誇り高い歴史的資産として堂々と主役として復活し、ファンから絶賛を浴びています。
「コンパスの針が指す方角」についての誤解
現行マークの方位磁針について、「特定の北西(シアトルの位置)を正確に指すように傾いている」と解釈されることがありますが、デザイン構造上は「S」の字の骨格と野球のダイヤモンドの角度に完璧に調和するよう、八角形の鋭角が計算されて配置されたものです。地域へのリスペクトと幾何学的な美しさが両立された結果のレイアウトといえます。