旧作の権利関係が複雑に絡み合う中、2026年現在のハリウッド映画業界で最もアツいバトルが展開されている。それが配給権を獲得するための水面下の攻防だ。クラシック作品の権利再編を得意とするワーナー・ブラザースと、エッジの効いたサスペンス映画で現代の映画ファンを魅了し続けるA24が、激突している。
「A24は若年層向けのエクストリームな再解釈を狙っているのに対し、ワーナーは世界規全域でのグローバルな劇場展開を計画している」。北米の配給プロデューサーは語る。映画配給の主導権をどちらが握るかによって、映画館での上映規模はもちろん、プロモーションの方向性すら劇的に変わる。メガスタジオ同士のプライドをかけたディールは、まさに佳境を迎えている。