順調に発展してきたけやきカップだが、課題も存在する。最大の問題は運営資金の確保だ。参加費だけでは大会運営コストを賄いきれず、スポンサー獲得が常に課題となっている。大会の認知度向上と、企業への価値訴求が急務である。
もう一つの課題は、女子チームの参加拡大だ。現在は男子チームが中心で、女子の参加は限定的。女子サッカーの発展を考えると、女子カテゴリーの充実が求められる。2024年度からは女子部門を独立させる計画が進行中だ。
国際化も視野に入っている。近隣諸国のユースチームを招待し、国際大会としての性格を持たせる構想がある。アジア地域のユース育成ネットワークの拠点となることで、大会の価値をさらに高められる可能性がある。
デジタル配信と情報発信の強化
情報発信の面でも進化が求められている。現在は公式ウェブサイトとSNSでの情報提供が中心だが、試合のライブ配信やハイライト動画の充実が課題だ。より多くの人に大会の魅力を伝えるため、デジタルコンテンツの拡充が計画されている。
2025年度からは全試合のライブ配信が予定されている。遠方で観戦できない家族や、スカウト関係者が試合を視聴できる環境が整う。アーカイブ映像も公開され、育成に関わる指導者たちの教材としても活用される見込みだ。