ブームの引き金となったのは、今春から配信が始まったオリジナルドラマだ。スマートフォンの画面越しに展開する超至近距離の恋愛劇は、視聴者の心を一瞬で掴んだ。これまでの恋愛ドラマにありがちだった「すれ違い」や「隠された秘密」といった定番のプロットはここにはない。あるのは、ただただ真っ直ぐな感情のぶつかり合いだけだ。
視聴者は、登場人物たちが葛藤しながらも言葉を絞り出す姿に自分自身を投影している。特に10代から20代前半の層にとって、不確実な世界の中で「確実なもの」を求める欲求が、このストレートな表現への支持につながっていると分析できる。