神奈川県のトレセン制度は、日本サッカー協会(JFA)が提唱する個の育成システムに基づき、緻密な段階的ピラミッド構造を形成しています。ピッチに立つすべての選手が等しく評価されるよう設計されていますが、勝ち上がるための道のりは極めて険しいものです。
4つのステップで絞り込まれる狭き門
トレセン選抜の第一歩は、所属チームからの推薦です。ここで自チームの代表に選ばれた選手たちが、第1段階である「市区町村トレセン(横浜市、川崎市、相模原市、藤沢市など)」の選考に挑みます。横浜市のように登録選手数が突出して多い地域では、市トレセンの段階で数回の選考会が行われます。
次に、市区町村トレセンから選ばれた選手たちが、県内をいくつかのエリアに分けた「地区ブロックトレセン」へ集結します。ここでのパフォーマンスが直接、神奈川県トレセンのスカウトや担当指導者の目に留まることになります。最終的に、選考会と強化マッチを経て「神奈川県トレセンU-12メンバー」の公式リストが確定します。