ネット上の情報や一部のまとめ記事では、「星元裕月=可愛い中性的な役専門の俳優」と単純化されて語られるケースが散見されます。しかし、これは彼女の本質を見誤った誤解と言わざるを得ません。
現場取材や共演者の証言から浮かび上がるのは、徹底的なストイシズムと身体操作への探求心です。例えば『刀剣乱舞』における殺陣のシーンでは、衣装の裾を踏まない美しい足さばきや、重心移動を計算し尽くした太刀筋など、アクション俳優顔負けのフィジカルトレーニングを積んでいます。
また、テレビドラマ『チョコレート戦争〜朝に道を聞かば夕べに死すとも〜』でのシリアスな演技に見られるように、舞台特有のデフォルメされた演技だけでなく、映像作品における繊細な視線劇・心理劇にも対応できる高い演技術を備えています。「中性的」というビジュアルの特長は単なる入り口に過ぎず、その奥底にある役への緻密な解釈力こそが、演出家たちからオファーが絶えない真の理由です。