ことの始まりは、川本真琴が自身のTwitter(現X)に投稿した「特定の人へのメッセージ」だった。交際相手がいることを匂わせるその投稿は、瞬く間にネット上の特定班によって解析され、その相手が狩野英孝であることが浮き彫りになった。しかし、事態はそれだけにとどまらなかった。モデルの加藤紗里が「私の彼氏」として名乗りを上げたことで、事態は一気に泥沼の三角関係へと発展したのだ。
当時のワイドショーはこのキャッチーな構図を逃さなかった。連日のように関係者の発言が切り取られ、ネット上では誰が被害者で誰が加害者かという不毛な議論が繰り返された。スマートフォンの普及とSNSの爆発的な利用者の増加が重なった時期でもあり、個人の恋愛感情がここまで生々しく、かつリアルタイムに消費された例はそれまでになかったと言える。