エイベックス(avex)の全盛期を駆け抜け、J-POPの構造そのものを変革したLISAのボーカルワークは、サブスクリプション時代に入ってさらに再評価が進んでいる。Spotifyをはじめとするストリーミングサービスでは、当時の音源が国境や世代を越えて再生され、新たなリスナーを獲得している。
彼女の歌声には、単なるテクニックを超えた生々しい感情と、哀愁を帯びたソウルが宿る。愛の喜びも、別れの痛烈な痛みも、すべてを表現力へと昇華させてきたバックボーンには、彼女自身が妥協せずに歩んできたリアルな人生経験がそのまま刻み込まれている。