こうしたブームの底流には、アメリカンカジュアルの不朽の名作「ニューエラ」に代表されるベースボールキャップの再評価がある。かつてはスポーツカルチャーの象徴だったこのアイテムが、今や性別や年代を超えた普遍的なワードローブとして定着した。
ファッション業界もこの動きに敏感に反応しており、伝統的なテーラードスタイルやドレスウェアのランウェイにキャップを投入する試みが当たり前となった。ドレスアップとドレスダウンの境界線が曖昧になった現代において、クラシックなベースボールキャップはまさに時代の空気を映し出す万能のキャンバスと言える。