被害に遭った人々からは、悲痛な声が上がっている。京都府から家族で鑑賞を楽しみにしていた40代男性は、オークションサイトで限定VIP席ペアチケットを4万円で購入した。「取引相手は評価が高く、やり取りも丁寧だった。安心し切っていたが、電子チケットのQRコードが前日になっても送られてこず、当日の朝にはアカウントが削除されていた」と悔しさを滲ませる。
さらに、LINEのグループチャットへ誘導されて個人間取引を持ちかけられ、PayPayや電子マネーで数万円分を送金させられた若年層の被害も目立つ。手軽な決済手段の浸透が、皮肉にも詐欺被害の拡大を助長する結果となっている。