大会の盛り上がりを支えているのはピッチ上の選手たちだけではない。スタンドを染め上げる保護者やサポーターたちの熱量もまた、年々進化を遂げている。一昔前のようにネガティブな指示やヤジを飛ばす大人の姿は皆無となり、好プレーには敵味方問わず温かい拍手を送り、ミスには「ナイスチャレンジ!」と声をかけるポジティブな観戦文化が定着した。
スポーツ心理学に基づいたポジティブ・コーチングの浸透が、子供たちの伸び伸びとしたプレーを強力に後押ししている。プレッシャーから解放された12歳の大物たちは、窮地に追い込まれても笑顔を失わず、驚くようなヒールパスやトリッキーなフェイントを大舞台で堂々と披露してみせるのだ。