NHK Eテレが長年にわたり培ってきた子ども向けエンターテインメントの歴史において、『フック ブック ロー』は異彩を放つ名作として評価されている。古本屋という独特の設定、文学作品や童謡、ポップスの名曲を取り入れた多角的な選曲センスは、従来の幼少期向けコンテンツの枠組みを大きく押し広げた。
日本放送協会(NHK)が手がける教育番組は、単に知識を授ける場にとどまらない。言葉の響きや音の美しさを五感で楽しむ体験を提供することに重きを置いている。本作においても、けっさくくんが口ずさむ一曲一曲が、幼い視聴者たちの感性を豊かに育む触媒となっていた。