長年愛される国民的キャラクターですが、現代における人々の受け止め方には顕著なギャップが生じています。インターネット上のコミュニティやSNS(X、知恵袋など)におけるリアルな声を分析すると、世代間による認識の違いがはっきりと浮き彫りになります。
50代以上のシニア層においては、「あのキャラのモデルは誰?」という問いに対して「三木のり平に決まっている」「昔の喜劇映画を思い出す」といった声が圧倒的です。彼らにとって、のり平アニメーションは昭和のテレビ黄金期の記憶とダイレクトに結びついています。
一方で、20代から30代の若年層・子育て世代では様相が一変します。SNS上では以下のようなリアルな反応が日常的に見受けられます。
「小さい頃から食卓にあったけど、メガネのおじさんの名前が『のり平』だとは知らなかった」
「実在する俳優さんだったの?ずっと桃屋のオリジナル架空キャラだと思っていた」
「鬼太郎とコラボしてたメガネのキャラという印象が強い」
このように、若い世代の間では三木のり平という実在した人物への認識は薄れつつあるものの、「黒縁の丸メガネ=ごはんですよのキャラクター」という視覚的アイコンとしての強度はまったく失われていません。キャラクターが本来のモデルの手を離れ、独立した自律的アイコンとして日本人の無意識に定着している証拠といえます。