『月曜から夜ふかし』の街頭インタビューにおいて、もっとも多くの人が抱くのが「あんなに面白い一般人が偶然通りかかるはずがない」という疑念です。劇団員やエキストラを配置している「仕込み」疑惑が絶えず囁かれますが、実際のロケ現場を取材・観察すると、全く異なる実態が浮かび上がってきます。
現場の制作スタッフは、1つの企画に対して数十時間から数日間にわたり、街頭で何百人もの通行人に声をかけ続けています。カメラを向けられて自然に面白い受け答えができる人物は、全体のわずか1%未満。スタッフはその1握りの逸材を掘り当てるため、膨大な空振りを繰り返すローラー作戦を敢行しています。
劇団員を雇って演技をさせることは、現代のネット社会では即座に内部告発やSNSでの暴露につながる致命的なリスクを伴います。日本テレビのようなキー局がコンプライアンスを冒してまで役者を仕込むメリットは極めて低く、「仕込みではなく、徹底した物量作戦による取捨選択の結晶」というのが現場の真実です。