芸能人の劇的な変化に対しては、ネット掲示板などで安易に「鼻や顎を整形したのではないか」という憶測が飛び交いがちです。しかし、過去の出演作やスチール写真を時系列で精査すると、彼女のパーツそのものの配置や骨の根本的な形状は10代の頃から変わっていません。
顔立ちが大きく洗練されて見えた最大の要因は、歯並びや咬合(噛み合わせ)の微調整と、それに伴う口輪筋・オトガイ筋の使い方の変化です。若い頃に見られたガミースマイルは、年齢とともに口元の筋緊張が解かれ、歯列のアーチが整うことで自然と目立たなくなりました。口元が整うと、相対的に鼻筋の高さと顎先のシャープさが強調されるため、あたかも骨格そのものを大改造したかのような錯覚を与えます。
また、過剰な皮下脂肪が落ちて骨の輪郭が浮き出たこともシャープさの要因です。加齢による皮下組織の減少をネガティブな「老化」と捉えるか、余計な肉が削ぎ落とされた「研ぎ澄まされた美」と捉えるかの違いであり、戸田恵梨香の場合は後者の典型例と言えます。