削り立ての生ハムは、合わせる飲み物や料理によってその魅力を何倍にも増幅させる。本場スペインでは、キリッと冷やしたシェリー酒(シェリー・フィノ)やカヴァ(スパークリングワイン)との組み合わせが王道だ。赤ワインなら、原木の脂分をすっきりと洗い流してくれる軽やかなミディアムボディがよく合う。
肉を食べ進めた後の骨も、決して捨ててはいけない。適当な大きさにカットして煮込めば、極上の旨味が染み出したスープの出汁(カルド)として活用できる。最後の骨の一片まで無駄なく使い切ることこそ、原木を嗜む者の真の醍醐味と言えるだろう。