匿名掲示板やSNSにおける「好き」「嫌い」の二元論的な人物評定は、現代のネット文化の縮図でもある。特に彼のようなカリスマ的偶像に対しては、消費者の感情が極端に振れやすい。ファンにとっては人生を投影するような神聖な存在であり、対立するクラスタにとってはSNS上での攻撃対象や不満のハケ口になりやすい。
ネット上の人物評定サイトで書き込まれる厳しい言葉の多くは、彼自身のパーソナリティを客観的に観察した結果というよりも、支持派と批判派によるオンライン上の代理戦争の様相を呈している。お互いのロジックが噛み合わないまま感情の応酬が続くことで、実際の彼の実像とは乖離した「パブリックイメージの空中戦」が繰り広げられているのだ。