諦めたらそこで試合終了の元ネタは何巻何話?安西先生の名言全文と真実

諦めたらそこで試合終了の元ネタは何巻何話?安西先生の名言全文と真実

諦めたらそこで試合終了の元ネタは何巻何話?安西先生の名言全文と真実の詳細について、専門知識を基に徹底解説します。

「諦めたらそこで試合終了ですよ」という言葉は、井上雄彦氏による名作『SLAM DUNK』において、全31巻の物語の中で合計2回登場します。一般的に広く記憶されているのは「三井寿の過去エピソード」ですが、クライマックスである「山王工業戦」でも極めて重要な役割を果たしています。

1回目の初出:第8巻・第69話「WISH」(三井寿の中学時代回想)

最初の登場は、湘北高校バスケ部の体育館襲撃事件の直後、不良となっていた三井寿が過去を振り返る回想シーンです。舞台は、三井が武石中学校3年生のときに出場した神奈川県大会決勝(横田中学戦)。残り時間はわずか12秒、1点差を追う絶望的な状況で、ルーズボールを追った三井はコート外の本部席へ飛び込みます。

ボールをキープできず、誰もが敗北を確信したその瞬間、視察に訪れていた白髪の紳士・安西先生がボールを拾い上げ、優しく微笑みながら三井に語りかけました。この場面における安西光義の名言全文は以下の通りです。

「最後まで…希望をすてちゃいかん あきらめたら そこで試合終了ですよ」
(原作表記:ジャンプ・コミックス第8巻 #69「WISH」より)

この一言によって三井は闘志を取り戻し、直後の残り時間で奇跡の逆転スティールから決勝シュートを沈めて武石中を優勝へと導き、中学MVPを獲得しました。三井の人生を決定づけた伝説の瞬間です。

2回目の登場:第27巻・第241話「4POINTS」(インターハイ山王戦)

2回目の登場は、全国大会2回戦・王者山王工業との死闘です。後半、山王の「ゾーンプレス」によって一気に20点差をつけられ、湘北ベンチと観客席全体に絶望の空気が充満する中、安西先生は主人公・桜木花道をあえてベンチに下げます。

交代理由が分からず苛立つ桜木に対し、安西先生は静かに問いかけます。「私だけかね…? まだ勝てると思っているのは…」「あきらめたら そこで試合終了ですよ…?」。

1回目の三井に対する言葉が穏やかな激励だったのに対し、2回目の桜木に対する言葉は、疑問符を伴いながら選手の心へ火をつける「戦術的かつ精神的な覚醒の合図」として機能しています。安西先生自身が勝利への活路(桜木のオフェンスリバウンド能力)を見出し、それを桜木本人に自覚させるための極めて意図的な一言でした。

山崎 陸
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山崎 陸

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