ここで気になるのは、メディアが当時決して報じなかった二人の舞台裏における「真実」だ。関係者への取材によって浮かび上がってきたのは、報道された表向きのドロドロとした愛憎劇とは一線を画す、冷徹かつ人間味あふれる結末だった。
実は騒動の渦中においても、二人を深く知る共通の知人は「騒動の根底にあったのは悪意ではなく、あまりにも稚拙なコミュニケーション不足と過密スケジュールによる摩擦だった」と明かす。表舞台での大激震とは裏腹に、直接の話し合いを経て二人の関係は早期に清算されており、憎しみ合って決別したわけではないという。ワイドショーが煽り立てたドロ沼劇のイメージとは異なり、お互いの未来を尊重した上で静かに距離を置いたのが真相であった。